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いらっしゃいませ。当ブログへようこそ。
前半だけ観て放置していた「悪の華」を最終話まで観ました。あちこちえぐられてイタかったです。思春期に対してすでに冷静な私は、あの物語にのめり込むことはできません。思春期まっただ中の主人公を書いていますが、一人だから何とかなるんだな、と思いました。思春期同士の恋愛なんて、絶対に描けないなあ、とも。
肥大して破裂寸前の自意識と自己愛が切りつけ合う思春期同士の恋愛は、独特のカタストロフィを包含しています。何かが壊れない限りその恋愛は成就しないのです。
セカイ系で描かれる恋愛が、世界と引き替えに貫かれる(または完結する。但し、成就ではない。)ことにようやく納得できました。悪の華はセカイ系ではありませんが、基本構造は同じでしょう。
BLで好まれる溺愛系は、もう少し控えめです。腐女子のみなさまの多くは、世界を差し出せとまではいいません。恋愛当事者の二人がお互いだけを欲し、それ以外を惜しげもなく捨てるよう望まれる傾向にありますが。
さて。
連載のほうは、誑の章がクライマックスに突入し、第九話3は久々に4000字オーバーとなりました。しかしトーンダウンして説明中心にしてしまったことが、書き上げて二日経った今も気懸かりだったりします。
迷いながら書くのは楽しいですが、書き上げたあとも迷いが残る状態というのはよろしくないですね。ですが構成としてのメリハリはともかく、物語の内容や流れに問題はありません。お楽しみいただければ幸いです。
では、今日はこのへんで。