いらっしゃいませ。当ブログへようこそ。
まずは前エントリに拍手いただきまして、ありがとうございます。
今週も無事更新できました。久々に18禁展開です。今回は導入という感じで、本格的なあれこれは来週に持ち越しですが。
ところで調べてみると、本格的18禁展開は去年の7月以来でした。(しかも「本格的」と言っていいのかどうか微妙)ときどき軽くいちゃつかせていたとは言え、どうしてもファンタジーとしてのストーリー展開のほうを重視してしまいがちです。
これは
看板に偽り有りではなかろうか、としばし反省。
しかし反省したところで今さら回数は増やせませんので、質で補うべく、来週はがんばって濃厚な……の、のうこうな……のーこー……えー……がががんばりますデス。
本編にはまったく関係ない裏ネタ話を折りたたみに格納しました。誑の章にて話題に取り上げられているアルシュリッド王子とシャンカについてです。
[2回]
作中で登場する「ハーシュラン興亡記」は、物語の舞台となっている「名を秘したる女神の島」の歴史物語です。「歴史」であり「物語」ですから厳密な歴史ではなく、史実に基づいたフィクションになります。
ハーシュラン王朝第二代王であり最後の王となったザハナクには、三人の王子と一人の王女がありました。アルシュリッドは第二王子であり、兄弟の中でもっとも武に秀でた美丈夫でした。
将軍として先住民討伐の前線に立っていた彼は、無慈悲に殺戮と略奪を繰り返します。そんなある日、一人の美しい少女と出会ったのでした。
少女は名をシャンカと言い、先住民七氏族の一つ、フエ氏の族長の娘でした。一目で彼女に心を奪われたアルシュリッド王子は、都に連れ帰り自らの寵姫とします。しかし一族を滅ぼされたシャンカは王子を憎み、密かに復讐の誓いを立てていたのでした。
最終的にはアルシュリッド王子を憎悪していたシャンカが、やがて心惹かれるようになり、その葛藤に苦しんだ末に愛を選んでハッピーエンド……と思いきや王子の正妻に陥れられてシャンカは非業の死を遂げる、と言うような内容です。
ここまでは物語。ストーリー上、「物語」と「歴史」の二重構造の設定を作っています。
実は「歴史上」にはシャンカという少女は存在しません。但し彼女のモデルとなった人物はいます。アルシュリッド王子がフエ氏ゆかりの女を略奪して寵姫としたのは、「歴史上」の事実です。ですがその名前は後世に伝わっていません。子をなさず、とんでもない悪さもしなかった女性の名前など、歴史に記されることはない。
現実的なオチはつまらないですね(笑)。
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