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ファンタジー書き鰐屋雛菊(わにやひなぎく)の休憩所。 小説投稿サイト「小説家になろう」「ムーンライトノベルズ」での更新状況や、執筆にまつわる裏話などを中心に、あれこれ綴って行こうと思います。  ※こちらでは小説本文は掲載いたしておりません。
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    長編ファンタジー小説が主流。まれに文学系の掌編を書くことも。
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    かじり読み

    まずはお詫びです。今週中に更新と言ってましたが、ちょっと体調を崩してしまいました。快方に向かっているとはいえ、執筆速度は急に上がらず……すみません、数日のうちには何とかなると思います。

     おしらせだけでは味気ないので、久し振りに読書の話など。
     今年に入って読んだ本。まずは、ミステリ界に燦然と輝く名作「犬神家の一族」。
     横溝正史をはじめて読みました。実はずっと「横溝は読むものではなく観るもの」というイメージがありました。私の幼少のころは、金田一シリーズが盛んに映画化された時代だったので。しかし数多の映像作品の印象もすっかり薄れ、ストーリーもうろ覚えになったいま、たまたま横溝マニアの人と知り合いまして、まずは一作読むべしとのおすすめをいただきました。で、読んでみるとこれがなかなか味のある文章で、ぐいぐい行っちゃいました。佐清さんがなぜ、あの伝説的な死に方をしたのかも今やバッチリです!(なんでああなったのか忘れてたのです)これでスケキヨ・ギャグに出会っても、心おきなく笑えるというものです、あっはっは!

     二冊目は「少年の名はジルベール」。腐女子ならばこの人は外せない。
     竹宮惠子氏の半生記。少女漫画家としての苦悩(萩尾望都氏への羨望と嫉妬)。そして「風と木の詩」を連載にこぎ着けるまでの苦労話と言ったところでしょうか。
     竹宮恵子の作品はたくさん読んでますし、好きな作品も多いのですが、では氏のファンかときかれるとそこはちょっと微妙です。現在、私の本棚に氏のまんがは一冊もなかったりするので。それでも私にとって重要な作家ではあります。とりわけ氏のファンタジーは壮大かつドラマチックで、かなり影響を受けていると思います。
     なお「風と木の詩」は高校の友人(男子)に借りて読みました。H君はいまも元気だろうか……。

     三冊目は紙の本ではなくWebで。
     吉川英治の「三国志」二巻(一巻はまえがき)を青空文庫で読みました。
     吉川三国志、読もう読もうと思いつつなかなか読めなかったんですが、年明けて今年こそ! と読みはじめました。吉川英治もまた初めて読んだのですが、思った以上に美文調というか、表現がしぶい。加えてリズムがすごく良い。読ませます。どんどん読ませます。まだ読んだことがない方は、一度お読みになるといいと思います。
     でも三国志はあらすじがわかってるから、のんびり読んでいく予定です。今年一年かけて読破できたらいいかな、くらいの気楽さで。

     ほかにも読みかけの短編集と掌編集がありますが、それはまた読み終えたときに感想書く余裕があれば。

     読みが足りないと書くほうも滞ります。
     読んで書く。書いて読む。
     これは呼吸をするようなものです。書くほうを滞らせないためにも、もっと読まねばなあと思うと同時に、読みたいものが多すぎることが悩ましいです。

     ではでは。長くなりましたがこのへんで。


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     あっと言う間に桜が散ってしまいました。鰐屋は花見らしい花見をしたことがないのですが、桜吹雪の中を歩くのは好きです。

     そうやってご近所で薄桃色の花びらまみれになって気が済んだ鰐屋は、半ひきこもり力を存分に発揮して、最近あるウェブ小説をむさぼるように読んでおります。ネット上で親しくしてくださっている一倉弓乃さんの「樹都伝説シリーズ」です。いやもう、すっごくおもしろいです。読み始めたら止まらなくなりました!

    樹都伝説シリーズとは
     舞台は各都市がドーム化されている(されてない町もある)近未来、そこではひっそりと魔法が存在し神が存在し、呪いも存在します。主要登場人物達はシリーズ初期は日本で高校生してますが、ストーリーの進行にあわせて少しずつ成長してゆきます。
     なおBLな展開もあり、文章こそソフトながら内容はいろいろ濃厚です(笑)。そしてBL展開がありながら、女の子キャラも大活躍します。

     現在上記リンク先のHPのほか、「小説家になろう」様への転載されている最中です。「小説家になろう」では時系列順に投稿されていますよ。なろうのリンク先はこちらです。

     あ! 大事なことを言い忘れていました。
     シリーズ最初の長編「Darkness-under the tree-」は、たくさんの個性豊かな猫が登場します。猫好きの方は、うっとりすること間違いありません!

     さてさて。前回のエントリに拍手ありがとうございました。実は今月でこのブログも丸2年になります。不定期更新のうえ、告知もしないというわがままな運営ですが、これからもよろしくお願いします。



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    新年ですが、かわりばえもなく

    2015年になりました。今年もよろしくお願いします。

     2011年より連載していまだ完結できていない拙作「温みの獄」を、現在アルファポリス様のBL大賞にエントリさせていただいています。……実は去年エントリの手続きに失敗しまして、今年は無事にできてやれやれです。
     年明け早々からイベント開催ということで、正月三が日あたりは閲覧数がやや伸びた(当社比)感触。残念ながらその後はほぼ通常運転という案配ですが、何せ地味な作品です。少しでも多くの方の目にふれる機会を得られればと考えての参加ですので、ありがたい限りでございます。

     とにかく長々と書き続けているので、愛着もあります。同時にみずからの遅筆さ加減にいら立つこともしばしば。
     予定としては現在進行中の惑の章と、続く瞑の章で終わりです。目標は年内に最終章である瞑に着手する、ですが、年内完結の望みも捨てずにがんばろうと思います。

     さらに当ブログで夏頃に宣伝しました、小説投稿イベント「かきあげ!」は現在、参加者を絶賛募集中です。作品投稿〆切りは2月1日。ご興味のある方は、リンクより詳細をご覧ください。

     と、自作宣伝と近況はこのくらいにして。
     ひさびさに読書のはなしなど。

     去年は久しぶりにタニス・リーを数冊読みました。入院中に「薔薇の血潮」(上・下)を読んだところ、やや消化不良気味だったので、むかしむかしに読んで内容がすっかり記憶の中でおぼろにかすんでしまった、パラディスの秘録シリーズ「幻獣の書」「堕ちたる者の書」を本棚から発掘し読んでみました。そしたら今度はもっと読みたい熱が上昇する始末。そんなとき、ふと本屋に行ってみたら同シリーズの「死せる者の書」「狂える者の書」が発刊されているではありませんか!

     前述したように、残念ながら「薔薇の血潮」はあまりピンと来ませんでした。上巻はすごく好みだったのですが、下巻は私にキリスト教的教養が足らず、描写もストーリーも実感として捉えにくかった。逆に「狂える者の書」はどストライクでした。三つの時代(世界?)に分かれて物語が進む長編でして、そのうちの1つの時代の世界観がタイトルに偽りなしなゲテゲテさ。すばらしい……!
     もう一冊の「死せる者の書」は短編集で、全8編が収録されています。幻想的なダークファンタジーの詰め合わせという感じで、こちらは「狂える者の書」よりゆっくり時間をかけて読みました。どれもおもしろかったけど、特に気に入ったのは二本目「悪夢の物語」の前説です。ええ、前説なのです。内容は……もちろん内緒です(笑)。

     2014年は「幻獣の書」「堕ちたる者の書」の再版が決定したり、新作が立て続けに翻訳出版されたりと、ファンとしてうれしい年でした。今年も何作か発刊されることを願っています。

     では今回はこのへんで。遅まきながら、今年のブログ初めでした。

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    資料読みの罠

    いらっしゃいませ。当ブログへようこそ。
     前回エントリで予告したら、その日のうちに雷雨でした。しかしそれでもセミは鳴かず、その翌々日だったか今度は雨のみ。ところがこれがとても綺麗でした。晴れ間に大粒の雨がきらきら落ちてくる。ちょっと不思議な光景でした。その後はぼちぼちセミが鳴いています。しかし少ない。私は大阪育ちでして、夏になるとアブラゼミの大合唱で目覚めるというのがふつうでしたから、関東の夏は暑くても何となくのんびりしてると感じます。

     さて。
     26日には惑の章第三話1と2を更新しました。1と2にわざわざ分ける必要があったのかという気もしますが、週一連載時の区分では分けるのが正解でして、体裁を統一しておこうという判断です。素人がやる連載なんで、読み辛いかもしれませんがそのへんはご寛恕のほど。

     そして、そうこうしているうちに8月になろうとしています。以前からこちらでも告知・宣伝しております、投稿イベントかきあげ!の〆切りも1ヶ月を切りました。およそ3000字未満の掌編を1本書かねばなりません。着手はしておりますが、そもそも短い尺で書くのが苦手です。だったら止めておけばいいじゃない、なんですが……これが楽しいのですよ。苦手だけど楽しい。おまけにこういうイベントは、書く楽しさにプラス要素もたくさんあります。忌憚ない感想をいただけますし、普段はあまり読まない作風にふれる機会でもあります。まじめに感想を書くのも、たまにやると楽しいものですしね。
     そういう事情もありまして、おそらく8月は1回しか更新できないと思います。とりあえず今月半ばまでにイベント用掌編を仕上げる予定ですが、それが早く終われば……とここで資料読みの罠にかかってしまったり!

     私は基本、書くために何かを読むということはしません。何を読むかは気の向くままに読みます。それがのちのち書くときの材料になるのですが、こういう話を思いついた。よし、これを書くためにこれこれこういう本を読もう、というのはほとんどない。それでも書いてる最中や直前に読むことはあって、それは描写のためにイメージを固めるために読むわけです。ネットで検索し、関連ありそうな記事をとりあえずブックマークしておいたり、PDFならDLしておいて、あとからちまちま読む。
     ところがこういう収集の仕方をするとハズレもあります。ハズレというのは別に記事そのものの出来がどうこうというのではなく、鰐屋がこれから書くために必要な情報ではない場合ということです。読み始めてすぐに気づけばいいんですが、ずいぶん読み進めてから気づいたり、あるいはすぐに気づいても、うっかり面白かったりして…………。

     これはあれです。百均に入って、目的の物だけを購入し退店することの難しさに似ています。一冊の本ならすぐ放り出しますが、ネット上で拾うこうした記事の文字数なんて知れています。だからつい読んじゃう。眠気が来るまで読んじゃう。

     ほどほどにして、イベントに参加できるようがんばります。更新もがんばります。
     それでは今日はこのへんで。夏が本格化して参りました。みなさま熱中症や夏バテにお気をつけください。

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    耽美派というより風景フェチ

     いらっしゃいませ。当ブログへようこそ。
     またもや更新が滞りました。年内の連載をはやばやと終えて、のんびりしちゃってし過ぎちゃって、という感じです。体調不良もありまして、気が乗らないことはやらずに、ほけほけと過ごさせていただいてます。アニメ観たりマンガや小説読んだり。
     しかしそろそろそれも飽きてきたし、11月も終わっちゃうしで、ようやく書く方を再開しようかと思います。体調を優先しますが、それでも年内に温みの獄の次章「惑」へと続く挿話と、バナーお礼SSは書きます。
     なお挿話のほうは主要人物は誰一人出て来ません。いわば新キャラの顔見せみたいなもので、読まなくても問題ない内容となります。お礼SSはいたすだけのものでございますので、こちらも読まなくても何ら問題ありません。



     さて。予定の告知なんかおもしろくも何ともないので、もうちょっと実のある話しを。
     久しぶりにタニス・リーを読んでいます。といっても新作ではなくて、本棚をあさってて見つけた「幻獣の書」「堕ちたる者の書」を。購入したのはずいぶん昔なので内容もうろ覚え、たいへん楽しく読めました。何というか、とにかくエロいのですよ。こういう雰囲気を目指してたはずなんだけど、ぜんぜん方向違いのところを突っ走ってる自分に気づいて、若干気落ちもしましたが(笑)。
     上記に上げた「幻獣の書」及び「堕ちたる者の書」は、ヨーロッパのどこかにあるという、架空都市パラディスを舞台としていますが、まったく別物のストーリーです。前者は一本の長編であり、後者は三本の中編から成っています。時代はエピソードによって変化し、古くはローマ時代にまで遡ります。
     また、舞台が古代から中世・近代と時代が変遷する中で、ストーリーとは別に、やはり変化しやはり変わらぬヨーロッパの、重たげな陰さす都市が、美麗に淫靡に描かれていて、これが圧巻。おそらく現在は入手困難な二冊ですが、もしお見かけの際は手に取ってご覧下さい。おすすめです。



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