いらっしゃいませ。
まずは前エントリに拍手をいただきまして、ありがとうございます。うれしさのあまり調子にのっての連日更新です。
実は当ブログ名は、拙作「女王の盾」に登場する居酒屋の名前です。本来は宿屋兼居酒屋なのですが、ストーリーの展開上、宿屋は休業状態になっており、飲食店として料理上手な巨漢のおっさんが一人で切り盛りしております。
ブログでは酒食にておもてなしすること叶いませんが、暇つぶしの肴にでもしていただければ幸いです。
こういう場を持ったことだし折角だから、今日はちょっと真面目な話しをしてみようかと思います。
鰐屋という書き手はファンタジーを本分としております。但しファンタジーの金字塔と言われるような作品をまったく読んでいません。指輪物語も映画で観ただけだし、ナルニア国ものがたりはまだまったく手を付けてません。どんなお話なのかすら知らない。不勉強でお恥ずかしい。
しかしこんなんでも、それなりに拘りというものがあります。ファンタジーの定義は広くかつ曖昧で、これが絶対というものはありません。それでも自身がファンタジー作品を構築するうえで必要な要素をまとめると以下のようになります。
作品内に魔法などの空想的な要素が(現実的には有り得なくとも)内部的には矛盾なく一貫性を持った設定として導入されており、そこでは神話や伝承などから得られた着想が一貫した主題となっていることが挙げられる。
……(略)リアリズム文学に対するアンチ・テーゼとして出発している。すなわち、……(中略)小説世界のルールを小説世界で規定し現実にはありえない物語をファンタジー文学と呼んだのである。
※Wikipediaより 引用終わり
ここから多少はみ出しても構わないけれど、この要素を満たさない場合は自作としてファンタジーと分類しません。もちろんこれは自作に対してのみの制限です。本来ファンタジーとはとても自由度の高いジャンルですから、各人ひとりひとりの「ファンタジー観」があっていい。どうか誤解のないよう、お願いします。
だいたいこんなことを念頭に、作品に取り組んでいます。前エントリでふれました連載中のBL作品は、BLですがそれ以前にファンタジー小説として書いています。ジャンルはファンタジーであり、BLや18禁は要素に過ぎません。ですから正直なところ、年齢も性別も取っ払って、誰にでも読んでいただけたらと思っているのですが、まあ世の中そうもいきません。廃人寸前の物書きとはいえ、社会人としての責任は全うせねばなりませんからね。
最後に、ふたたびWikipediaから引用します。
1架空の種族・民族(例えばエルフやドワーフ)
2魔法と魔法使い
3独自に考案された言語
4恋愛や性、結婚などの成人向けのテーマ
5数冊におよぶ長大な物語
上記はハイ・ファンタジーの特徴として上げられていました。拙作において、1の種族はいませんが、民族はいます。3はあるはずなんですが、そんなものを考案するには知識と教養、そして根性が足りません。あとの条件は満たしています。拙作はハイ・ファンタジーと定義して問題なさそうですね。
〈参考〉 Wikipediaファンタジーの項 Wikipediaハイ・ファンタジーの項
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