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いらっしゃいませ。当ブログへようこそ。
前半だけ観て放置していた「悪の華」を最終話まで観ました。あちこちえぐられてイタかったです。思春期に対してすでに冷静な私は、あの物語にのめり込むことはできません。思春期まっただ中の主人公を書いていますが、一人だから何とかなるんだな、と思いました。思春期同士の恋愛なんて、絶対に描けないなあ、とも。
肥大して破裂寸前の自意識と自己愛が切りつけ合う思春期同士の恋愛は、独特のカタストロフィを包含しています。何かが壊れない限りその恋愛は成就しないのです。
セカイ系で描かれる恋愛が、世界と引き替えに貫かれる(または完結する。但し、成就ではない。)ことにようやく納得できました。悪の華はセカイ系ではありませんが、基本構造は同じでしょう。
BLで好まれる溺愛系は、もう少し控えめです。腐女子のみなさまの多くは、世界を差し出せとまではいいません。恋愛当事者の二人がお互いだけを欲し、それ以外を惜しげもなく捨てるよう望まれる傾向にありますが。
さて。
連載のほうは、誑の章がクライマックスに突入し、第九話3は久々に4000字オーバーとなりました。しかしトーンダウンして説明中心にしてしまったことが、書き上げて二日経った今も気懸かりだったりします。
迷いながら書くのは楽しいですが、書き上げたあとも迷いが残る状態というのはよろしくないですね。ですが構成としてのメリハリはともかく、物語の内容や流れに問題はありません。お楽しみいただければ幸いです。
では、今日はこのへんで。
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世間様は三連休とのことです。そして関西では台風の被害甚大、関東も暴風圏に入ってます。拙宅付近は雨がそこそこ激しくなって参りました。風も徐々に強くなってきて、微妙な気分です。と申しますのも、ご近所のどこかで風鈴が出しっ放しになっているらしく、忘れた頃にちりんちりんと涼しげに鳴り響くのです。持ち主は留守なのか、それとも風鈴ひとつ取り込むためにずぶ濡れになるのがイヤなのか。とにかく昨夜からずっと鳴っています。
そんなわけで、今朝は風雨の音とともに、何やらとても賑やかです。いっそぶっちぎれて飛んでいってくれまいかと、秘かに念じているのは私だけではないでしょう。
と、今日は軽く時候のごあいさつまで。
みなさま、くれぐれもお気を付けください。
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更新滞ってしまいました。ふう、よれよれでございます。遅くなりましたが、拍手コメントの返信は下記 [つづきはこちら] よりご確認ください。
現在、古本の整理に追われています。査定結果が出ましたので、近日中に梱包してお店に送ればミッション終了でございます。
しかし古本の整理中に、発掘してしまった本をついつい読みふけってしまうという罠にも順調にかかり、作業は遅々としてすすみません。本を揃えて箱につめるだけなのに。
さて。
かかった罠の一つは「バルバラ異界 / 萩尾望都」です。久しぶりに読み返してみて、これはやっぱり手元に置いておくことにしました。
萩尾望都作品におけるハッピーエンドは、とてもさみしい。ハッピーエンドなのに大団円ではない。何かが欠けています。「バルバラ異界」も、そんなさみしさが残る作品でした。同作者の「マージナル」にも共通する、不完全な幸福を、それと知っていながら受け入れる物語だと思います。
「マージナル」を数年ぶりに読み返したとき、某SNSで感想としてこう書きました。今回もまた、同じ感慨をここに記します。
萩尾望都を読んだと満足した。
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今日はあんまり話題もないので、がっつり鬱陶しく自作語りします。
連載開始から二年が経過してしまいました。危ういながらも週一更新を堅守しています。ストーリーの進み具合は遅くとも、確実に完結へ向けての布石を打ちつつ進んでいます。効果については自信ありませんが、自分なりに展開・山場も作っています。
反省点はもちろんたくさんあって、特にBLというジャンルへの馴染みの悪さに青息吐息でございます。18禁という制限も、こけおどし程度の意味しか持っておりません。しかし何よりも「主人公が魅力的に描けているか」という問題があります。
いや、ここで恰好をつけても仕方ないでしょう。ソアレーンについては魅力的うんぬん以前の問題で、言ってしまえば「ちょっと怒りっぽい不思議ちゃん」という、たいへん痛々しいキャラになっているような気がするのです。
…………。
……はっきりと文字にすると、心がえぐられますね。
ソアレーンという人物は、その特殊性から物語の中心に置かざるを得ず、かといって主人公に相応しい性格かというと、どうもそうではない。美形・無口・人嫌い・孤独、という、BLには掃いて捨てるほどいそうなキャラなのに、何でこうもしっくり来ないのだろう、と書きながら首を傾げる日々であります。
ちなみにヴァルドのほうは、それなりに描けてる自信あります。ああいう、善悪の境界がきれいに混ざっちゃってて、自己啓発に無関心な輩というは書きやすいです。こういうタイプが、腐女子の皆さまにウケるウケないは別として。
とりあえず誑の章を年内で終わらせれば、残るは終盤となります。新しい登場人物はあと三人で、ストーリーに大きく関わるのは二人。
ここまでを自己採点するなら、60点くらいかなあ、などと、やや甘い評価を下しておりますが、最終的にせめて70点つけられる仕上がりにできればいいな、などと弱気に考えております。
来年の今頃に完結できていれば、とも。
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暑い日が続いておりますが、8月も後半となりました。拙作「温みの獄」は連載開始から二年が経とうとしています。序を含めて5章、エピソード(話)数26、94回の更新で、正確には数えていませんが場面数は100以上あると思います。ここまでは良しとして、登場人物(名前有り)が20人もいるという有様……。
主人公が傭兵団という集団に属しているという設定上、個性を持った人物を何人か登場させねば、場の雰囲気を作り上げられませんでした。未熟というより、もはや病気という気もします。しかし登場させてしまったものはしかたない。どの人物にも存在意義を持たせつつ、物語の肥やしになってもらおうと思います。
さて。
読みたい気分は継続されていますが、戯言シリーズの2作目が近所の本屋にありません。2作目だけがありません!
なんだか多いんですよね、こういうの。シリーズ物や長編作品の複数巻のうち、目当ての一冊だけが売り切れて、その後なぜかなかなか仕入れられない。シリーズ物なんだから、いずれ放っておいても補充されるだろうと思いきや、いつまで経ってもそこだけ歯抜けで、結局は取り寄せをお願いする羽目になるという。
なお、半引きこもりで時間に融通が利くうえに、読書家と言えるほどではないけれども本が好きで本屋を愛する身としては、本はできるだけ本屋で購入したいと考えています。赤道直下の密林地帯に秘密基地があり、日夜、世界制服を企んでいると噂(流言飛語)のオンラインストアは、とてもとても便利ではありますが、うっかり財布の紐が緩んでしまう危険性も孕んでおり、個人的には利用を控えております。
そんなよそ様にはどうでもいい、ごく個人的な事情で目当ての本は未だ購入できないまま、ネット上でおもしろい作品はないかなあ、と物色する日々でございます。