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ファンタジー書き鰐屋雛菊(わにやひなぎく)の休憩所。 小説投稿サイト「小説家になろう」「ムーンライトノベルズ」での更新状況や、執筆にまつわる裏話などを中心に、あれこれ綴って行こうと思います。  ※こちらでは小説本文は掲載いたしておりません。
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    100質(前半)

     いらっしゃいませ。当ブログへようこそ。
     前エントリに拍手いただきまして、ありがとうございます。
     今週も〆切りぎりぎりで更新できました。視点が目まぐるしく変わりますが、お楽しみいただければ幸いです。

     カップリングなりきり100の質問をやってみました。実は以前にも一度やっています。本編の序にあたる四話構成の短編を書き上げたときでした。そのため時間設定も、その後1ヶ月以内を想定して受け答えをさせていました。
     「温みの獄」の主人公二人は、章ごとに関係性が変化してゆきます。ですから以前のものは現状での二人とズレがあります。そんなわけで、頭の整理も兼ねて、ふたたび100質にチャレンジします。今回は誑の章が終了したあと1ヶ月以内の設定です。
     しかしまあ、質問が100もありますから、とにかく長いです。長いので今日は設問50までを。全部にお目通しくださる方が何人いるやら(笑)。

            ※質問提供は「BIANCA」様です。

     では、始めます。

    1 あなたの名前を教えてください
    「ヴァルド」
    「……」
    「どうした?」
    「むやみに、名前言うなって……」

    2 年齢は?
     ヴァルド「まだ30には……あ、なったのか?」
    ソアレーン「14」
       ※誑の章終了時に年が明ける予定です。

    3 性別は?
     ヴァルド「見たとおりだ」
    ソアレーン「……男」

    4 貴方の性格は?
     ヴァルド「面倒くさがりって言われるな」
    ソアレーン「無口、て白貂が」

    5 相手の性格は?
     ヴァルド「つかみ所がない。ってか、無口って性格か?」
    ソアレーン「ちゃらんぽらんだけど、仕事は真面目にやってる」

    6 二人の出会いはいつ?どこで?
     ヴァルド「二年前になるか。ガルーゼンって町だ」
    ソアレーン「うん」

    7 相手の第一印象は?
     ヴァルド「小汚ねーガキ」
    ソアレーン「うすらデカいおっさん」

    8 相手のどんなところが好き?
     ヴァルド「予測できないところ、かな」
    ソアレーン「ない」
     ヴァルド「ない?」
    ソアレーン「ないよ。だって俺、あんたのこと別に好きじゃないし……って、何で頭なでるんだよ!」

    9 相手のどんなところが嫌い?
     ヴァルド「肝心なときに黙りこむところだ。あれはやめろ。黙っちまったら何も伝わらんぞ」
    ソアレーン「言ったって、無駄じゃないか。あんたは、ズルいよな」

    10 貴方と相手の相性はいいと思う?
     ヴァルド「相性。相性ねえ」
    ソアレーン「相性とか関係ない」
     ヴァルド「あっちのほうは、そう悪くないと思うんだが」
    ソアレーン「真顔で何いってんだ」
     ヴァルド「そういう質問かもしれんだろ」
    ソアレーン「だからって答えるなよ。ばかじゃねえの」

    11 相手のことを何て呼んでる?
     ヴァルド「ソアとかソアレーンとか」
    ソアレーン「名前で呼んでる」
     ヴァルド「そういやお前、本当に俺を名前で呼んでるな。ジノのほかはみんな『おかしら』って呼ぶのによ」
    ソアレーン「じゃあ、そう呼ぼうか」
     ヴァルド「……それは、ちょっと……いいかも」
    ソアレーン「やっぱり呼ばない。あんた何考えてんだ? 顔ゆるんでるぞ」

    12 相手に何て呼ばれたい?
     ヴァルド「今のままでいい。たまには、おかしらって呼ばれるのも悪くな」
    ソアレーン「呼ばない」

    13 相手を動物に例えたら何?
     ヴァルド「イヌネコ牛馬ヤギひつじ……どれも当てはまらんなあ。気の荒さはガチョウ並みだが」
    ソアレーン「クマ……牛っぽいクマ」
     ヴァルド「何だそれは」

    14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる?
     ヴァルド「もうちっと背丈が伸びたら長剣を買ってやるよ」
    ソアレーン「あんたは、何かほしいものってあるか?」
     ヴァルド「とりあえず髪を勝手に切るな」
    ソアレーン「……わかった」

    15 プレゼントをもらうとしたら何がほしい?
    ソアレーン「剣と手甲、それに馬」
     ヴァルド「欲張り過ぎだ」
    ソアレーン「じゃあ馬」
     ヴァルド「一番高いじゃねえか」

    16 相手に対して不満はある?それはどんなこと?
     ヴァルド「宿を取ったとき、何で床で寝るんだ? あれ、やめろ」
    ソアレーン「俺の勝手だろ。あんたこそ、やらないときはベタベタ触んな」

    17 貴方の癖って何?
     ヴァルド「分からん。そんなもん、あるのかねえ」
    ソアレーン「爪かむのは治った」

    18 相手の癖って何?
    ソアレーン「あんたは歩くとき、重心がちょっと右に偏ってるよな」
     ヴァルド「何からつっこんでいいのやら……お前いったい普段なにをどう見てるんだ?」
    ソアレーン「見てるんじゃなくて、足音で分かるんだ」
     ヴァルド「いや、あのな…………お前の癖はそういうところかもな。着眼点がふつうじゃないというか、人間離れしてるというか」

    19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことは?
    ソアレーン「女みたいに扱うな」
     ヴァルド「特に、ない。本当にないな。……ソア、お前はもうちょっと自己主張していいぞ」

    20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何?
     ヴァルド「女みたいに、てお前は俺の〝おんな〟だろ」
    ソアレーン「あんたは下らないことで怒るよな。俺の頭(髪)なんか、どうでもいいじゃないか」
     ヴァルド「良かぁない。くりくりの坊主頭のガキ相手に、その気になれるか」
    ソアレーン「……(いつか丸坊主にしよう)」

    21 二人はどこまでの関係?
     ヴァルド「どこまで? どういう関係かと尋かれるなら分かるが」
    ソアレーン「……」

    22 二人の初デートはどこ?
     ヴァルド「そういうのやったことないな。次にエルナ・デュガーレに行ったら、芝居見物でもするか」
    ソアレーン「仕事から解放されたときくらい、一人になりたい」

    23 その時の二人の雰囲気は?
    24 その時どこまで進んだ?
    25 よく行くデートスポットは?
       ※上記三つの設問は、デートしたことないので省略します。

    26 相手の誕生日。どう演出する?
     ヴァルド「たんじょうび?」
    ソアレーン「?」
       ※本作品では一般人に誕生日という概念はなく、ゆえにそれを祝う習慣もありません。

    27 告白はどちらから?
    ソアレーン「そういう関係じゃない」
     ヴァルド「ま、そうだな」

    28 相手のことを、どれくらい好き?
    ソアレーン「だから好きじゃない」
     ヴァルド「……」

    29 では、愛してる?
    ソアレーン「そんなわけあるか」
     ヴァルド「愛、ねえ」

    30 言われると弱い相手の一言は?
     ヴァルド「いろいろあるんだが」
    ソアレーン「え?」
     ヴァルド「……」
    ソアレーン「そんなもん、あるのかよ?」
     ヴァルド「……」
    ソアレーン「何だよ、教えろよ」
     ヴァルド「自分に不利なことをしゃべると思うか?」
    ソアレーン「くそ」
     ヴァルド「考えろ考えろ」

    31 相手に浮気の疑惑が! どうする?
    ソアレーン「浮気? 何か……意味がわからない」
     ヴァルド「疑惑のうちはどうもしねえさ」

    32 浮気を許せる?
    ソアレーン「だから、浮気がどうのって関係じゃない」
     ヴァルド「……許すわけねえだろ

    33 相手がデートに1時間遅れた! どうする?
       ※デートと特定せず、何らかの理由で待ち合わせた場合と想定します。
     ヴァルド「時間が許せば待っててやるよ」
    ソアレーン「それくらいなら待つ」

    34 相手の身体の一部で一番好きなのはどこ?
    ソアレーン「手、かな」
     ヴァルド「……」
    ソアレーン「なに?」
     ヴァルド「いや、お前、意味分かってないだろ」
    ソアレーン「意味って?」
     ヴァルド「お前の……(耳元に口を寄せて)肩から背中の手触りが意外になめらかでそそるとか、耳たぶの柔らかさに食っちまいたくなるとか」
    ソアレーン「な!」
     ヴァルド「そういう話だろ、この質問」
    ソアレーン「さ、さわるな!」

    35 相手の色っぽい仕種ってどんなの?
     ヴァルド「色気はー……ないなあ」
    ソアレーン「あってたまるか」

    36 二人でいてドキっとするのはどんな時?
     ヴァルド「お前、けっこう寝相悪いんだよな」
    ソアレーン「え、あ、ごめん……て、それなら別々に眠ればいいじゃないか」
       ※眠っているときの不意打ちに、ヴァルドはドキッとするらしいです。

    37 相手に嘘をつける? 嘘はうまい?
     ヴァルド「嘘をつかないのが信条だ」
    ソアレーン「ついたこと、ない。あ、クララナスで一回だけ。疑われなかったから、うまくつけたってことかな」
     ヴァルド「え」
    ソアレーン「なんだよ」
     ヴァルド「いや」
    ソアレーン「だから何だよ、頭なでるな!」

    38 何をしている時が一番幸せ?
     ヴァルド「いつでもそこそこに幸せだけど、飲んでるときと寝てるときか」
    ソアレーン「一人になれたとき」

    39 ケンカをしたことがある?
     ヴァルド「しょっちゅうだよなあ。誰かさんが常にけんか腰なもんだから」
    ソアレーン「悪かったな」

    40 どんなケンカをするの?
     ヴァルド「どんなって……殴り合いにはならんな」
    ソアレーン「あ」(ヴァルドには殴られたことがないのに、初めて気づいた)

    41 どうやって仲直りするの?
     ヴァルド「特にどうやってとか、ねえよなあ」
    ソアレーン「あんた忘れっぽいしな」
     ヴァルド「待て、ちょっと待て。別に忘れてるわけじゃなく、大人として冷静な対応をだな。話を聞け、こら」

    42 生まれ変わっても恋人になりたい?
    ソアレーン「そもそも恋人じゃない」
     ヴァルド「ああ、ああ、そうだな」
    ソアレーン「? なんだよ、何か怒ってるのか?」
     ヴァルド「いいや、怒ってなんてねえよ」

    43 「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時?
     ヴァルド「憎まれてるなぁ、とは感じるけどな」
    ソアレーン「なんだ、分かってるんじゃないか」

    44 「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時?
    ソアレーン「なんだよ、これ。意味わかんない質問ばっかり」
     ヴァルド「設問に文句をつけるな」

    45 貴方の愛の表現方法はどんなの?
     ヴァルド「惚れた相手にゃ甘いって(ジノに)言われたっけなあ」
    ソアレーン「そんなのしたことないから分からない」

    46 もし死ぬなら相手より先がいい? 後がいい?
     ヴァルド「微妙な質問だな、こりゃ」
    ソアレーン「う」
     ヴァルド「どうした」
    ソアレーン「え、と、あんたが死ぬとか、考えたことなかったから」
     ヴァルド「そうか。ふつうに考えりゃ、俺のほうが先に死ぬだろうがな」
    ソアレーン「俺の知らないところで死んでくれよ」
     ヴァルド「……」
    ソアレーン「……それでこの手は何だ。何で脱がそうとしてんだ」
     ヴァルド「そういう雰囲気だったろ、今」
    ソアレーン「どこが? ふざけんな、はなせ」

    47 二人の間に隠し事はある?
    ソアレーン「当たり前だろ」
     ヴァルド「当たり前だな」

    48 貴方のコンプレックスは何?
     ヴァルド「劣等感? 特にねえな」
    ソアレーン「とりあえず、目立たない見た目になりたい」

    49 二人の仲は周りの人に公認? 極秘?
     ヴァルド「公認だな」
    ソアレーン「不本意だけど」

    50 二人の愛は永遠だと思う?
    ソアレーン「愛とか関係ない。それにこの関係は俺が大人になるまでって約束だ」
     ヴァルド「ああ、そうだな」


     お疲れ様でした。とりあえず50までです。後半は近日中に上げます。あとになればなるほど、質問内容もきわどくなりますよ(笑)。お楽しみに〜



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    法と術

     いらっしゃいませ。当ブログへようこそ。
     前エントリに拍手及びコメントいただきまして、ありがとうございます。返信は折りたたみに格納しました。どうぞご確認ください。

     昨日になりますが、今週もぎりぎりで〆切りに間に合いました。先週お休みをいただいたのに、やっぱりぎりぎりでした。最近はシーンの構築と、そのシーンで書くべき情報の盛り込み方に苦労しています。いや、前から苦労する点は同じなんですが、特に難しく感じます。情報の量が増え、その内容も複雑化して来たからでしょう。うまく伝えられていると良いのですが……。

     誑の章も転換点に差しかかりました。ソアレーンとヴァルドの二人がずっと別行動なので、どうしてもそれぞれの視点を書かねばならず、そのため話の進み具合は少しまどろっこしいかもしれません。できる限り緊張感を持続させつつ緩急をつけ、中だるみを起こさないようにしたいと思います。

     ところで本章第四話では、ソアレーンがファンタジーの主人公らしく、しょぼいながらも魔法を行使しました。ここに来てあらためて考えたのが、魔法とは何かと言うことでした。

     大辞林によれば、
       人間わざとは思えない、不思議なことを行う術。魔術。妖術。
    とあり、また明鏡国語事典によれば、
       魔力によって、ふつうでは考えられない不思議なことを行う術。魔術。
    とあります。
     こうして辞書を引いて気になったのが、「魔法」と「魔術」の意味合いに大きな違いがないことです。しかしこれが「法」と「術」になると、途端に意味は大きく違って来ます。同じく大辞林と明鏡国語事典で「法」と「術」を調べると、下記にように記されていました。
      ※用例・例文を省略。
       また、大辞林に記されるインド・ヨーロッパ語のmoodについての項も省略。

     大辞林
       「法」1 物事に秩序を与えているもの。法則。のり。
          2 社会生活を維持し統制するために、強制力をもって行われる社会規範。法律。
          3 やり方。しかた。方法。

       「術」1 わざ。技能。
          2 不思議なわざ。妖術。魔術。

     明鏡国語事典
       「法」1 決まり。規範。特に、法律。
          2 やり方。方法。また、手段。手だて。
          3 礼儀。
          4 言語学で、ムード。
          5 仏の教え。仏法。また、仏事。

       「術」1 身につけた特別のわざ。技芸。また、手段・方法。
          2 はかりごと。計略。
          3 魔法。妖術。

     どちらの辞書でも魔法を「術」、つまり特殊技能と捉えているようです。ならば「魔術」と表記するほうが正解のような気がします。

     「法」を、方法であり規則であり、実践以前または実践に裏付けされた論理・体系と考えるなら、「魔法」も魔を自然界に存在するエネルギー(力)の一種とし、それそのものの在り方や法則、さらにそれらを利用するための方途までを含めると考えて差し支えないんじゃないか。そして実際に運用するための技能をこそ「魔術」として、魔の法と術を明確に分けてはどうだろうか。

     なぜこういうことに拘るのかと言うと、「温みの獄」においてソアレーンは「法」を本能的に察知しているにすぎず、「術」に関してはまったく何も知らない状態だからです。
     そして鰐屋個人は魔に関する「法」を、ハイファンタジーの根幹である世界観に根ざすと考え、「術」はストーリーと登場人物の個性に属すると考えているからです。

     人はある程度までなら、生来備わった才能と反復練習だけで能力を向上させられます。子供のかけっこはそれで良い。でも100mを9秒台で走ろうと思ったら、その才能があったとしても、ただがむしゃらに走り続けるだけでは無理でしょう。

     ある程度の「先」へ行こうとするならば、何が必要か。そういうことを考えるとき、「法」と「術」に突き当たるのではないか。そんなふうにも思うのです。
     私自身、何度もそこに突き当たっていますので。ええ、今も(笑)。

     では今夜はこのへんで。



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    うさぎバナー



     当ブログへようこそ。

     バナーを作っていただきました。拙作「女王の盾」に登場する居酒屋「兎の尻尾」亭の看板のイメージでお願いしました。小説家になろうのマイページにも、さっそく画像を貼りつけました。制作は黒木露火様です。
                  ※バナーの画像にかかる著作権は黒木露火様にあります

     黒木様には日頃からたいへんお世話になっています。当ブログを作成したときも、いろいろ相談にのっていただきました。実は拙作「温みの獄」執筆のきっかけも黒木様だったりします。世間で申しますところとはちょっと違う意味での腐れ縁というヤツでございます(笑)。

     さて。腐れ縁でございますから、お礼も腐ったものをご所望になられました。まだ予定は見えませんが、年内に黒木様リクエストの「とってもはげしい18禁な掌編」を書くことになりました。黒木様ノリノリで、特設会場を設置してくださるとのことです。しかもお心の広い黒木様は「エロはみんなのものだ」と言う信念をお持ちでいらっしゃいます。
     いずれ忘れた頃に、閲覧希望者を募ることになると思います。18才以上(高校生は不可)の方に限りますが。
     本編とは一味違った鰐屋テイストになろうかと思います。

     ……とりあえず1500文字以上書くことが目標です。





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    三つの国の見つめた先を追い続ける

     いらっしゃいませ。当ブログへようこそ。
     前エントリに拍手いただきまして、ありがとうございます。

     週末は帰省しておりました。電車を乗り継いで約5時間半の旅でございます。疲れました。特に何かをしたわけでもないのですが、ふだん半引きこもり生活なので、体力・筋力ともに衰えまくっております。
     そんなこんなで週末が潰れたので、今週の更新はお休みさせていただきます。先週更新分のあとがきにて告知しておりますが、念のためこちらでもお知らせします。

     私は携帯端末でネットを利用しません。パソコン持ち歩く体力もありません。そして私は主に電車内で本を読みます。半引きこもりのくせに。
     帰省のときは新幹線を利用します。2時間以上はただ座っている時間です。往復で計5時間弱。お陰で北方謙三の三国志最終巻は残すところ50ページほどとなりました。もうすぐ読み終わっちゃうなあと思うと、とても名残惜しい。でも次は吉川英治版(※)を読むつもりです。

     読み終わっても別バーションがたくさんある。読みが遅いので、一生かけて多くの小説家を魅了した物語を味わおうと思っています。


       ※当該作品の青空文庫での公開はまだでした。「私本太平記」を先に読もうか検討中。
       実は三国志演義をまだ読んでないので、まずはそっちを読むかな。



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    恋としか言えない

     いらっしゃいませ。当ブログへようこそ。
     前エントリに拍手いただきまして、ありがとうございます。

     今日も更新できました。ちょっぴり遅刻ですみませんです。しかも今回は展開がなかった。
     でも読者様の反応は悪くないみたいで、ちょっと驚いています。ストーリーの展開はなかったけど、BL的展開があったといえばあったので、それがよろしかったのでしょうか。正直、書き上がったあと読み返して「うわやだ、何このおっさんウゼェ」だったんですけどねえ(笑)。

     BL作品において、人気のパターンが幾つかあることは承知しています。その中でも、いわゆる「溺愛系」は不動の地位を確立しているのでしょう。そして拙作の今回更新分には、その片鱗が確かにあったと思います。
     しかし感情が行動を決定し、その行動が他者にどのように受けとめられるか、のどこに力点を置くか。

     多くの(溺愛系)BL作品では
    提示  人物Aの感情をストレートに表した行動
     作為  →人物Bにうまく伝わらずにすれ違い
      効果  →読者はヤキモキする!

     または
    提示  人物Aの感情が曲折した行動
     作為  →人物Bにうまく伝わらずにすれ違い
      効果  →読者はヤキモキする!

     というパターンがよく観察されます。どちらのパターンもおおむね、力点が「作為:人物Bにうまく伝わらずにすれ違い」に置かれています。「作為」と分類したように、ここに作者の腕の見せ所があるのは確かです。しかして鰐屋という作家は、こういうところに力点を置きません。もちろんパターンとしては上記の両方に当てはまっています。ですが力点の相違により描き方が婉曲になりがちで、結果として上記の「効果」もない。困ったものであります(笑)。

     「好き」という感情が織りなすドラマは、文句なく恋愛物語でしょう。私はファンタジー小説を書いています。恋愛物語でもあります。巷間にBLと略されるジャンルであり、性的要素を含むがゆえに閲覧に年齢制限を設けています。ですが拙作は「好き」という感情が織りなすドラマではありません。「好き」は物語の前提ではない。出発点ではない。結果でも結論でもない。
     拙作「温みの獄」にとって「好き」とは深遠です。深遠でありながら、恋としか言えない物語を目指しています。


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